■ ID | 182 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 中国の農業環境:危機と対策 |
■ 著者 | 王効挙
埼玉県環境科学国際センター 李忠佩 中国科学院土壌研究所 |
■ 出版元 | (社)環境科学会 |
■ 出版年 | 2001 |
■ 誌名・巻・号・年 | 環境科学会2001年会、2001年10月5日 |
■ 抄録・要旨 | 近年、中国の農業環境問題が世界から注目されている。そのため、中国の農業発展に伴う環境問題及びその対策を論じた。
中国の農業は1950年代以後著しく発展し、1990年からは一人当たりの穀物生産量が年間390kg以上に達し、食肉生産量も世界全体の4割を占めている。しかし、土地開墾、肥料・農薬等の投入に高度に依存したため、農業発展に伴う洪水、干ばつ、土壌侵蝕、環境汚染等の拡大が顕著になっている。このため、近年の成長率は減速及び不安定な傾向を示しており、将来、効率的・持続的な生産体制に転換しなければならない。そのためには、潅漑、環境修復技術の推進・普及、また人材育成面での政策的改革が不可欠である。このような体制が実現すれば、中国の年間穀物生産量が9.9-11億トンに達すると推測できる。 |
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